2010年08月30日

お引き合わせ

今年の酷暑は お年寄りには 辛かったと思う


人類の宝を守るレンジャーが また1人


あちらの世界に 召されました






長いママ友 Kさん


久しぶりに ばったりおいきあいしたの


少し お疲れの様子


私の顔を ご覧になるや否や


『土井さん こんな所で 何ですけれど 昨夜父が亡くなりました 父が 土井さんに知らせてくれたんですね』


驚いた お父様が亡くなったこと


そして 何年もご無沙汰だった彼女に この日に 偶然会えた事







Kさんは養女ちゃん


亡くなられたお父様が Kさんのお七夜のお祝いに伺った時に


頂いてきたと おっしゃっていた





Kさんは 優秀で 真面目で 清楚で 美しい


そのKさんを まだ目も開かない 七日目から


心の準備も無いままに 親としての生活を


始められたのだ


『連れて行くなら 今日だぞ』と いう言葉に


後押しされて






そしてその子を 一人前に 大人にして


お嫁に出した 


無償の愛をただただ与え続け それを 喜んで






私にも 明るく 『生まれてすぐ 貰ってきた』


と 話してくださった





そして 周りの宝もの 全てを 同じように


愛してくださり 抱っこしてくださり 言葉をかけてくださった


ご自分の お孫さんと同じように





私の事も いつも気に掛け 褒めてくださった


ご自分の お嬢さんと同じように


それなのに 10年近くご無沙汰しちゃってた





昨日 お別れをさせて頂いた


私に 偶然を装い 旅立ちを お知らせ下さった事に 感謝して


あふれる愛情を 全ての宝ものに 与えつづける



素敵な力を 私に分けて下さいと 最後のおねだりをした






私の おねだりは 届いたに違いない





後に 残された お母様は お元気そうで


安心した


皆の事 もっともっと 心配しながら


長生きしてください


そして 私のことだけ 少し余分に 心配してください







ご冥福を お祈りいたします


91歳 大往生 


ありがとうございました




  


Posted by 塾頭 at 09:05Comments(2)つれづれなるままに