金髪になったSちゃん  続編

塾頭

2010年07月31日 08:37

金髪になってやってきた Sちゃんは


尽きたい職業も無く


したい勉強も無く


住みたい街も無い







そんな子ほど 厄介な子はいない訳で
(けっこう  多いのよね)


とりあえず 大学ってことになる


大学の方も いい迷惑なんだろうけど


生き残りをかけて 大きく門戸を開けているのよ







主人の母が よく言ってたのは


"勉強できない子ほど 大学行かせなければいけない"って言葉


お母様 そのとおりですわ


義務教育の勉強は 義務なのよ


そこんとこ しっかりやってないんだから


とことん 勉強しなきゃ





Sちゃんは おさぼりした 高校のところ


この半年で 全部仕上げなくちゃね~~~


Sちゃんをその気にしたのは


私の威圧だったと思うわ






『今 ううんと嫌な事を我慢してやりなさい


 嫌な事を やり遂げないと


 大人になって  もっともっと嫌な事があった時


 乗り切れないよ


 お父さんやお母さんが死んじゃった時


 受け入れないとならない


 自分が親になったとき 泣きやまない赤ちゃんを


 放り出すわけにいかない


 嬉しい事も 沢山有るけど


 いやな事もケッコウ有るからね 


 いやな事やり続ける訓練しながら


 合格も手に入れるのが 入試よ!


 世の中のとりあえずの評価は やらなきゃならない時にいかに頑張る人間か!って


 ところ見るために


 出身校見るわけよ 


 知識あることよりそっちが大事よ』


そんな内容の 話ししたのよ






彼女は 毎日塾に来ている


まだ金髪だけどね!






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